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1年で840点突破!

はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策の勉強方法

テクニックから時間配分まで、本当に総合対策

総合対策とうたっているとおり、TOEIC全パートについて解説されており、それぞれについて練習問題が用意されています。1冊で全体に対応できるのでかなり便利です。

対象とされているのがTOEIC600~700点を目指す人となっています。
このスコア設定だと、中には「自分には難しいかも?」と不安になる人もいるかもしれませんが、ここまで勉強をしてきて下地ができていますので大丈夫、安心してください。

特に、「ハートで感じる英文法」を終えていれば、問題なく理解できる内容です。

文法やテストテクニックだけでなく、各パート、各設問の時間配分、全体の流れなど、かなり実践的な内容が盛りだくさんですので、TOEIC1回目の受験までにしっかり身に着けておきましょう。

2週間の勉強スケジュール

はじめてのTOEICテスト総合対策 目次

はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策 目次

はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策」の勉強期間は2週間です。

2週間で3回読みます

この本自体は2週間で1冊が終えられるように、Day1、Day2と区切られ、Day14まであります。
しかし、1日分の分量が少ないです。特にリスニングパートはあっという間に終わります。1日で2日分進めるのが最低ラインですね。

  • 1週目:各パート2日で終えるようにできていますが、1日1パートずつ進めて、7日でPart7まで終えます(本に書かれた2日分を1日で終える)。
  • 巻末付録の「特効薬、直前テクニック」を1日で読みます。付録の末尾にある単語集は使わなくても良いです。時間に余裕があれば読んでください。
  • 2周目:3日で1冊終えます。Part1~Part3(Day1~Day6)まで1日、Part4~Part6の前半(Day7~Day11)まで1日、Part6後半~Part7(Das12~Day14)を1日のペースです。巻末付録は読まなくて良いです。
  • 3週目:残り3日で、1冊+巻末付録を読みます。リスニングセクションを1日、Part5~Part7の前半まで1日、Part7の後半+巻末付録を1日のペースです。

ここでも音読と筆写

音読と筆写

例文は音読と筆写

今までの本と同じく、ここでも音読と筆写が重要です。

  • リスニングセクション(Part 1~Part 4):TOEICの例題、問題文まで筆写する必要はありませんが、解説に使われる例文はしっかり音読してからノートに書き写しましょう。
  • リーディングセクション(Part 5~Part 7):リスニング同様、例文を音読筆写します。また問題の解答後、答えを確認したら問題文を音読しておきましょう。この時分からなかった単語は調べてノートに5回ほど書いてみましょう。

これを繰り返すごとに単語の記憶、長文の理解度が増していくのを実感できるはずです。

Part 5の短文穴埋めについては、分かるところ流してもらっていいです。わかっていることに時間をかける必要はありません。

わからなかったところは、1文すべてを3回音読して、ノートに書き写しましょう。
Part 5は問題数が多いのでこの作業が大変。でもこれを乗り越えると穴埋め問題の点数がかなり上がりますよ。

使い方は以上です。
ここからはこの本の特長や内容を解説していきます。

テクニックは超実用的。でも文法はハートで

TOEICテクニック

TOEIC解答のテクニックが実用的

TOEICのパートごとに、出題のパターンとそれぞれの解き方が解説されています。このテクニックがかなり実用的。

  • こんな選択肢が並んだ場合は、問題文のここに注目。
  • このような問題ではこの部分に注意

などなど。

必ず正解を選べるとは言いませんが、多くの問題で選択肢を絞り込めて、かなり正解に近づくことができます。

テストテクニックだけでなく文法的な解説ももちろんあります。

ただし基本的には「ハートで感じる英文法」で学んだとおり、感覚を大事にしましょう。「この選択肢の時は副詞なので・・・」みたいに考えるといつまでたっても英語脳でとらえることができません。
どこに注目すべきか」というポイントは参考にしつつ、そこから先の考え方は感覚を大事にしましょう。

「どこに注目すべきか」というのは実際の英会話でも重要なポイントです。どこに注意して読む・聞くのか、がわかってくると、一部しか聞き取れなくても内容がわかるようになります。日本語だって一字一句漏らさず聞いて理解しているわけではありません。脳が勝手に一部を予測しながら理解していますから、それと同じです。

日本語同様、自動で予測できるようになるまでは注意すべき点を意識していくのってすごく重要です。

感覚が一番大事、テクニックも重要、と書いてきましたがあとは覚えるしかないところもあります。

例えば、英語では場所・時の順番で英文を作ります。

I went to the cafe yesterday too.(私も昨日そのカフェに行きました)。

場所であるcafe が先に来て、次に時であるyesterdayが来ます。yesterday cafeにはなりません。

対して日本語では、「私は昨日カフェに行きました」なので時が先に来ます。

「went toがあるから場所がくるから当たり前でしょ?」という方、
これはどうでしょう?

  • When and where do you go?
  • Where and when do you go?

どちらが正しいでしょう?

英語ではWhere and whenが正しいです。When and where とは言いません。上記の通り、英語では「場所・時」の順番が守られるためです。

こういった規則は覚えるか、自然と身につくまで慣れさせるしかないです。

「大量に覚えるのか・・・」と不安になる必要はありません。例題・練習問題で出題されているものだけ身に着ければよいです。
TOEIC800越えも日常英会話でもそれで十分です。

TOEIC形式の練習問題もあります

TOEIC形式の問題

実際のTOEIC形式の問題も収録

実際のTOEICの問題を再現した練習問題が各パートに用意されています。内容だけでなく、問題の書き方まで完全に再現されていますので本番前にしっかり慣れておくことができます。

それぞれの問題について、英文の和訳、単語の意味、解答の考え方などが解説されており悩むところはないでしょう。

英文のナレーターはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアとなっており、本物のTOEIC同様、各国の発音を聞くことができます。会話文では一つの問題に、アメリカとイギリスなど異なる国のナレーターの会話が使われているものもあり、どの国のナレーターかは解説に記載されています。

音声データ

スラスラはシャッフル

音声は付属のCD・ダウンロード・アプリで

音声は以下の3つで入手できます。

  • 付属のCD
  • 音声のダウンロード
  • スマートフォンアプリ

ダウンロードはPC用、スマートフォンはアプリを使うことが推奨されていますが、スマートフォンでダウンロード音声を使っても問題ありません。ただし、MP3の音声ファイルが139個あるのでスマートフォンで管理するには数は多いです。

本にCDの絵と音声の番号が書かれているのですが、この番号がCDのチャプター、ダウンロード音声ならファイル名を示しています。

番号が30とあれば、CDのチャプター30、ダウンロード音声のファイル名30が対応というわけです。

スマートフォンの場合アプリのほうが便利ですが、この番号とアプリ内の音声の番号がちょっとずれているので、使うときに注意が必要です。ずれていることがわかってしまえばなんてことないのですが、慣れるまでは戸惑います(このずれの問題は執筆時点のことで、今は修正されているかもしれません)。

音声がCDのみだと取り込むのが手間なので、ダウンロードやアプリで対応できるのは便利ですよ。

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